WordCamp Osaka 2019 に参加して

そもそも前回の投稿から、盛大に年月が流れているので、その間のことも触れないといけないのだが、そうすると肝腎の本題に入れないので、とりあえずスルーすることとする。


2019年12月7日、大阪工業大学で行われた、WordCamp Osaka 2019 のセッションデイを訪れた。
訳あって会場到着がギリギリになり、開会挨拶前のホールは客席照明が暗転してしまっていて、空席を探して着席するのにかなり苦労した。

今回私は結局、1コマ45分のセッションを6コマ(最後の基調講演を含む)と、5分のLT(ライトニングトーク)を5~6個聴き、予約していなかった懇親会には参加しなかった(諸事情により参加するどころではなかった)。
参加者が多く、特定のセッションに受講希望者が集中し、立ち見をする場所もなくなる場面がみられた。私の場合は2コマほどそのために第一希望の受講を断念して第二希望・第三希望の部屋に回り、他に1コマは最後部での立ち見を余儀なくされた。さらに1コマは個人のというより職場の事情を重視した選択をしたので、個人的興味の満足という点では、事前の期待感からの落差としての欲求不満が残ってしまった。
人気の薄いセッションがより広い部屋で行われてガラガラの場面もあったから、運営側が需要を読み損なった面もあるのだろうと思う。


(以下、時間のあるときに追記します)


そうこうするうちに、参加してから1ヶ月近く経ってしまった。今は年を越した正月休みである。
年末の仕事やら、私的な年賀状その他の準備やらを放置できず、体調もあまり優れなかったことで、こちらを保留していたのだが、業務なら完全にアウトである。

そもそも WordCamp が何かといえば、 世界最大シェアを誇るCMS・WordPress の、公式コミュニティのイベントで ある。大陸や亜大陸の名を冠したものから、都市名を冠したものまで、様々な規模で、世界各地で開催されている。日本ではこのところ、東京と近畿圏のどこかで少なくとも年各1回ずつと、それ以外のものが数か所、といったペースで開かれている。私はこのところ、近畿圏のものだけに、5年連続で足を運んでいる。

WordCamp の運営は、有志を募り、スポンサーを集め、一般参加者からも格安の参加費を集める形で行われ、スタッフは手弁当で、それぞれ忙しい中から時間を供出している。Webサイトや印刷物・掲示物のデザインなどは、各自在宅で連絡を取り合いながら進めるらしい。私自身は一般参加しかしておらず、スタッフになったことがないから、具体的なことは分からない。
ちなみに単に WordPress を利用するためには、こういうオフでの集まりに参加することは不要である。情報交換したり趨勢を知りたい、共同作業のための人脈を作りたい、開発や翻訳などの作業に貢献したい、普及や理念の啓蒙に努めたい、といった目的を持った人が自主的に集まるものである。
私自身、WordPress でのサイトを幾つも作った後で、WordCamp の存在を知った。実用のための情報は、Web上に説明文書があるし、書籍も何人もの人が書いている。

「セッションデイを訪れた」と上に書いたが、登壇者による講演・発表を聴講する形をメインとした日を「セッションデイ」と言っている。それに対し、参加者が開発や翻訳などの実作業を行う日を「コントリビューターデイ」と呼んでいる。
今回は、コントリビューターデイが金曜日だったこともあり、私はセッションデイだけの参加とした。


最初に聴いたセッションは、キタムラアイさんによる「 『タブレットファースト』になってない!から始まったWebサイトリニューアルのはなし 」であった。

私がサイトを作ったりリニューアルした時に、「タブレットファースト」にしたことはないし、タブレットは手放して久しいし、スマホやPCに比べてタブレットでの閲覧は少数派だという認識なので、何か新鮮な切り口の話が聞けるかと思って選んだ。

他にこの時間には、Takashi Hosoya さんによる「WordPressとkintoneを連携することで、毎年3,000件以上ある申込み業務を効率化した仕組みのお話」というセッションもあって、私の実務的には魅力的で、どちらも狭い会場だったので少し迷った。

キタムラアイさんのお話は、ブログのリニューアルに際して気を付けること、見落としがちなこと一般の話であった。
そもそもそういう見解を他人から聞くことも、普段ないことなので、ひとつの見解としては貴重な参考となった。
技術的に参考になったのは、「Local by Flywhieel」というローカル環境構築ツールに言及していたことだったが、これは後日職場の自分の環境を確認したところ、そのOSのバージョンが古すぎたために実際には使えなかった。
タブレットや画面の大きなスマホを使っている人が一定程度いることと、それが増大するであろうという予測以外に、「タブレットファースト」の根拠は聞けなかった。日用に使うのが通常のスマホで、業務上はPCという私の現在の使い分けが一般にも標準なら、「タブレットファースト」にする必要はないだろうと思う。


2つ目に聴いたのは、西川伸一さんによる「エンタープライズ向けにWordPressを提供するためにあなたとコミュニティができること」というセッションだった。

この時間のセッションで個人的に最も聴きたかったのは、関口浩之さんによる「FONTPLUSはWebサイト全面リニューアルでWordPressを採用! 日本語Webフォント10年間の歴史に迫る」で、私にとって、フォントの設計に携わるのも夢のひとつだったくらい、文字を見るためにこの業界にいるのだからである。
ところが、私が会場を覗いたときには、座席は全て人で埋まり、後方には立ち見の人が並び、さらに入りたい人たちが立ち位置を探している状態だったので、入室を断念した。

代わりに西川さんのセッションを選んだのは、業務上、社内リソース不足から小さな案件しか受注できず、中規模以上の案件への参入を断念してきたので、何かそれを解決するための糸口が見つかるかもしれないと思ったためである。そうであれば、業務にとってはこちらがより重要と思われた。

エンタープライズ案件を受けるために必要なスキル分野についてなどの 西川さんからの 説明は参考になり、また、「WordPressコミュニティには営業がいない」などの主張には賛同できたし、大きな心意気には打たれるものがあった。ただ結局、得意分野を持ち寄ってまとまって受注することを模索、という方針を出ず、私や勤務先には持ち寄って重宝がられるようなレアスキルがないので、具体的には何もできないな、という受け止めに終わってしまった。


昼食は、前々から入ってみたかった近隣のカレー店で済ませた。なんだかんだ言って、大阪は出身大学のある場所で、梅田は通学経路だったので、その名残で多少の土地勘はある。

食事後にホールに戻り、ライトニングトーク(LT)と称される短時間の発表を幾つか聴いた。
そのうちの1つは、「Lazy Load for Videos」という動画の遅延読み込みのプラグインについてで、実証的な発表だったので特に良かったと思う。


3番目に聴いたセッションは、Takeaki Kanaya さんによる「Google 検索最新情報 2020」だった。

「Google の人の話を聞けたのだから本望だったろう」と思われるかもしれないが、この時間に最も聴きたかったセッションも別にあって、それが三木徹さんの「Gutenberg 以降のテーマ作成に向けて、今学ぶべきこと」だった。
WordPress がバージョン 5.x に入ってから、標準のエディタ(管理画面での入力機能)が変更になり、それが Gutenberg である。入力できるものや構造がガラッと変わってしまうので、私は業務用の各サイトではその機能を切り、以前のエディタ(クラシックエディタ)を使い続けている。そして、新しいエディタへの対応を試行錯誤する時間が、作業時間をコストとみなされる職場では十分与えられない。以前のエディタは近い将来サポートを終了することが予告されているので、Gutenberg への対応は重要課題なのである。
そんな中、今回は、「5.x 時代に入ってから初の、関西でのWordCamp」だった。人が殺到するのは当たり前である。それなのに、狭い会場が割り当てられていたので、私が覗いたときには鮨詰め状態だった。それで仕方なく、まだしも入れそうな第2希望に移動したのである。

そして正直、この Google の SEO の話を聞くための準備を殆どしていなかったので、機会を十分生かすことができなかった。
ただ、「Site Kit」という、Google のサービスと WordPress を連携するプラグインだけは、業務でも実用するようにした。
幅広い話があり、特に後半は、客席に質問して正解なら記念品、そしてその設問について解説するという形で進めていたが、ここでは全て割愛する。


4つ目に聴いたセッションは、WordCamp デザインチームの皆さんによる「ライフスタイルに合わせて活動するWordCamp Osaka 2019 デザインチーム」である。

前の時間帯に、大きな会場の奥深くに座っていたため、移動が遅れ、この時間帯も競争に負けた。
最も聴きたかったのは、長谷川広武さんの「運用も最大限考慮!コーポレートサイトでブロックエディタフル活用の事例紹介」であり、第2希望は、Kyosuke Haraki さんによる「WordPressとWebマーケティングに出会って変わった3つのこと」であった。いずれも狭い会場だったので、私が前の会場を脱出した頃には席が完全に埋まってしまい、仕方なく第3希望だった元の会場に戻ったのである。

この話に期待したのは、私自身が WordCamp の運営に携わったことがないので、その実際を聞けるという点と、リモートでの分業のコツに何か得られることがあるかもというところだった。
デザインチームのメンバーは、全て女性だった。実際、本業や家族がいる中での作業は大変そうで、人によっては超ブラックレベルの過密日課になったり、そうすると十分な睡眠時間+日に1~2時間でも自由時間があると引け目を感じそうな印象であった。セッションの趣旨に反するが、私としてはそんな中に入るのは余計に腰が引けると感じてしまった。
リモートのやりとりは基本文字ベースの情報交換でうまく進んだようであったが、私はSNSでも何がマナーやエチケットなのかよく分かっていないので、それを聞いて安心していいのかどうか分からない。


5つ目に聴いたセッションは、土居安佳里(アカリホノカニ)さんによる「ブロックエディタで誰でもカンタンに運用しやすいサイトを作ろう!」であった。

これは第1希望なのだが、既に満席だったところ、最後部立ち見に何とか入り込んで聴講したものである。ブロックエディタとは、上に挙げた Gutenberg のことである。 Gutenberg 対応が最も気になって来場して、何一つ聞かないのは我慢できないから、ここは意地を通した。できれば、3枠目、4枠目を聴けた方が、自分には有益だったろうと思う。
ここにも入れない場合の第2希望は、レンタルサーバー会社各社の担当者による「レンタルサーバー事業者から見たWordPressコミュニティと今後の関わり」だった。

土居さんは「ブロックエディタを使わない理由がない」と Gutenberg 好きを広言する人で、私や私の同僚と大いに違う立場だ。私の何千倍・何万倍と Gutenberg を使ってきたであろう人なので、その見つけにくい機能・便利さの説明や、関連の関数の例示はためになった。
ただ、「ブロックエディタでは困る」という私や同僚の基本的見解は覆らなかった。少なくとも、HTMLブロックなどを選ばなくても、p要素にインライン要素を 投稿者が自由に入れ子で入れられる構造にしてもらわないと、ちょっと話にならない。


最後のセッション枠は、常翔ホールという大ホールで行われる1つだけである。
私も同時通訳の端末を借りて、ホールに移動し、Mike Schroder さんによる「The Future of WordPress」を聴いた。

キーになる単語や短文を大写しにしながら進めてくださったので、通訳さんも非常に大変なセッションだったけれども、何とか話の筋は追うことができた。あまりに何とかだったので、その筋をメモする余裕がなかった。
但し、結論は「WordPress の未来は、コミットしている我々次第」ということにならざるを得なかったので、「何だかなあ」というところである。

その後は、閉会までの間に、またライトニングトーク(LT)が2本ほど入った。


今回も懇親会が企画されていたが、私は予約せず、参加しなかった。
大勢での会話になると、私は誰が何を話しているのか聞き分けられず、自分の発言も届けたい相手に届けられない。居酒屋やホールのような所だと、文字通り、すぐ向かいや隣の人との会話も通じなくなる。 なので、疲れるだけでほとんど意味がないのである。
交流するなら、5~6名くらいまでの人数で個室に入り、アルコールや食事抜きで集中して話をさせてほしい。アルコールは全く飲まないし、食事は最低限の会話で静かに摂りたい。


今回のテーマは『 with __ 』ということだったけれども、託児所を用意したり、コントリビューターデイをいつもと違う平日にしたりした以外に、何かあったのか私は聞いていない。

セッションで言うと、「任意団体(特にPTA)で WordPress を活用する方法」「エンタープライズ向けにWordPressを提供するためにあなたとコミュニティができること」「The power of the events — offline magic for your WordPress business」「子育てしながら通勤・リモートワーク・フリーランス! きっかけを活かしWordPressで実現した複業という働き方」「ライフスタイルに合わせて活動するWordCamp Osaka 2019 デザインチーム」「ブロックエディタで誰でもカンタンに運用しやすいサイトを作ろう!」 「レンタルサーバー事業者から見たWordPressコミュニティと今後の関わり」は、テーマを意識していたものだったのかどうなのか。

ただ、私の関心は『 with __ 』には無かったなあ、と思う。関係ある関心領域と言えば、「何も知らない末端ユーザーにどうやって使い方を覚えてもらうか」というところか。複業もちょっと気になるけれど、お金にならないけどやりたい WordPress 以外のことがたくさんあって、どちらかと言えばそっちがライフワークなので、何だかですね。

全体的には、今回も12月ではあったけれど大盛会に見えたし、取り立てて混乱もなかったようだし、成功だったのではないかと思う。
2020年の近畿圏の WordCamp がどうなるのかまだ耳に入ってこないけれど、楽しみにしているし、私が何か関わってプラスになるなら関わりたいし、少なくとも足は運びたいというところだ。

書籍「ヨーギニー寺院 ~インド・シンボリズムへの旅」

「ヨーギニー寺院 ~インド・シンボリズムへの旅」は、近藤譲氏の著作で、2004年の刊行です。
近藤譲氏は、私の住む神戸市で中学校に勤めていた傍ら、日本南アジア学会に所属して、インドに通いつつ10年間独自の研究を進め、この書籍の刊行に至りました。現在は既に中学校を退職し、神戸の歴史を研究の中心にして、各区の講座等で教えておられます。
13年前の刊行の頃にも、私は三宮でお会いして、ヨーギニーの名称のリストなどのコピーをお預かりし、そのサンスクリットでの解釈などをメールに書いてお送りしたりしていました。

先月、その書籍の内容の大部分を公開・紹介し、購入の申し込みもできるWebサイトがオープンしました。

ヨーガのインストラクターや習っている女性が近年よく「ヨーギニー」と自称されますが、そういう方たちを指す「ヨーギニー」ではありません。ヨーギニー信仰は、いわゆる茶道密教的なもので、ヒンドゥー教の流れから言っても異端視されがちな信仰であり、知名度も低いために、一般の書店に書籍を並べても見向きもされないのですが、図版も豊富な力作です。ご興味を持たれたらぜひ一度、下記URLからご覧になってみてください。

「ヨーギニー寺院 ~インド・シンボリズムへの旅」

あれからまた約2年

二年近く経って、また春節が近づいている。
このところ、西暦の年末はおろか、和暦の年末にも、一年間を振り返って次の一年間の抱負を考えたり計画を立てたりする余裕がなくなってしまった。若いころは、いまよりずっと長い労働時間でも、そのくらいのことをしたり、あるいは友人によるの近況まとめや抱負を読んだりする余裕があった。また、合唱活動などに意識を振り分ける余裕があった。
今その余裕がないのは、仕事時間以外で、情報をチェックしたり勉強したりする時間が長くなっているためもある。周りに自分より詳しい人だらけの環境ではなくて、自分たち一人一人でスキルや開発を進歩させていかなくてはならない状況にあるから、ついついそうなってしまうのだ。
ただ、純粋にそれが理由というのではなくて、惰性という側面もある。チェックすると決めていたサイトのフィードをチェックするのだが、その内容を精査して絞り込んだりは長いことしていない。情報収集という名目で、必要な領域からかなり外れた情報まで見に行ってしまったりもしている。また、体力や健康を少し損ねているために行動のパワーが落ちている側面もある。いろいろな理由でそうなっているのだ。
若いころと比べると、昔は、労働時間が長くても、週末にはまとめてテレビを見ていたりしていたと思う。けれども、近年は、テレビは殆ど見なくなった。ニュースも、音楽番組も、バラエティも、クイズも、スポーツも、教養も、連続ドラマやアニメも滅多に見ない。せいぜい純邦楽をたまに見るくらいか。絵のようなものを描くこともなければ、楽譜を読み書きすることもなく、自分のサイトのコンテンツを追加することもほとんどなくなった。つくづく、何もしなくなったなと思う。
それでいて、本来のやるべきことが見事に消化されているわけでもなく、いろいろとToDoが溜まりがちになっている。

今度の春節以降はさらに、時間の使い道を業務関連周りに絞り込み、効率化を図っていきたいと思うところである。

あれからまた一年後の春節祭を終えて

今年も春節祭が終わり、いよいよ本格的な春が到来しそうだ。
この一年間は、結局人生上の大イベントは起きなかったものの、仕事上のスキル向上のプレッシャーに対峙しつつ、そしてそのための努力の方向性に問題があるのではないかと自問自答しつつ、練習と学習と情報収集の日々を送ってきた。
これまでの処、将来に向けて安心して胸を張っていられるだけのスキル獲得はまだ遠い先の話で、生涯勉強し続けるべき必要性は確定のようだ。

将来仮に、例えばIllustratorやPhotoshopから全自動でWebサイトが書き出されたりするようになったら、コーダーとしての私はお払い箱であるし、他の業務分野も自動化部分がどんどん増える可能性がある。同じ仕事の出来る人の数に比べて人手の必要な作業の量が減ったら、下手で遅い人から仕事が回って来なくなる。どう考えても、安閑とはしておられない。
現に、私が社会人になって最初の一年間に覚えた仕事には、20年近くたった今、この世にその職種も存在しないものがある。別の職務を覚えたからこそ、今も生きていられるのだ。
古代だったら、これほどまで急速に仕事が変わり続ける時代は、数百年に一度くらいの割で訪れるものだったのではないか。完全に隠居できるのが何十年後になるのかは分からないが、野垂れ死にの可能性も要覚悟である。

今年も春節を終えて

気分的に殆ど休まる感じのない西暦の正月から早くも一ヵ月。旧暦の春節のお祝いも、ゆっくり楽しむ間もなく終わってしまった。ライブや演奏会からも、暫く遠ざかっている。
確定申告やバラの冬剪定の時期なのはいつものことだが、今年は自宅の十年ごとの改修、火災保険の更新、そして職場の資格試験など、細々と面倒なことが多い。足元の仕事が落ち着いている時期なのが、まだ幸いであるが、難病が悪化する一方の両親のこと、自分の病気のこと、スキルの維持向上など、片づけることは当面続きそうだ。
そんな中でも、笛を吹いたり、仕事以外の本を読んだり、毎日少しづつでも気分転換の時を持てるのは幸せなことだ。それに加えて、軽い運動や庭園散策をしたり、一日を振り返って日記を付けたりする時間を持てれば、もっと充実感があって幸せだろう。

[情宣] 祈り Anjali ~鎮魂・復活・新生~

私の所属するインド系文化団体「つなぐ文化・ギータンジャリ友の会」が、下記の通り、チャリティイベントを開催いたします。

祈り Anjali ~鎮魂・復活・新生~有限なるものから無限なるものへ

インド舞踊へのいざない Part.35 / つなぐ文化・ギータンジャリ友の会 20周年プレイベント チャリティ

「祈り」チラシ画像

日時

● 2014年3月2日(日)
14:00開演(13:30開場)

会場

● 寝屋川市アルカスホール
定員348 名 (親子室7名)
・大阪府寝屋川市早子町12番21号
・TEL 072-821-1240
< 交通 >
・京阪本線「寝屋川市」駅より東へ徒歩約3分

予定プログラム

第1部 朗読/辻井芳暁
ジャズピアノ演奏/竹中真
第2部 インド舞踊/ RASA・MANJARI
マイム/清水きよし

出演者情報

● 竹中真 (MAKOTO TAKENAKA)〔賛助出演〕
国際基督教大学、バークリー音楽大学卒業。アメリカを拠点に広く内外で活動。バークリー音楽大学准教授、ボストンカレッジ大学、マサチューセッツ工科大学他、数校にて教鞭をとる。クラシック、民謡、童謡、民族音楽、讃美歌等を自由にジャズにアレンジ。東日本大震災直後、組曲「HUKUSHIMA」を作曲、南三陸町にて演奏。
● 辻井芳暁 (MITIAKI TUJII)
朗読を端田宏三、飛田薫、両氏に師事。日本ナレーション演技研究所研修科履修中。朗読劇団「言葉座」所属。
● 舞踊公演ユニット RASA・MANJARI
櫻井暁美とギータンジャリダンサーズ、カルラ・アジアンダンス・スタジオ、その他有志
● 清水きよし (KIYOSHI SHIMIZU)〔賛助出演〕
日本のマイム界の第1人者。‘67年から大野一雄、佐々木博康氏らに師事、’69公演活動を開始。ヨーロッパのマイムの流れを基に日本の伝統様式を融合させ、代表作「幻の蝶」は、能舞台での上演を初めとして127回、また「KAMEN」は、新しい仮面劇への試みであり通算156回の上演。今回は3度目の友情出演。
● 櫻井暁美 (AKEMI SAKURAI)
日大芸術学部、バロダM.S大学インド舞踊科卒業。本年6月、インド舞踊を始めて49年目。インド舞踊塾ギータンジャリ、櫻井暁美とギータンジャリダンサーズ主宰。
● 歓瑠羅 (KARULA)
「カルラ・アジアンダンス・スタジオ」主宰。‘92櫻井暁美師に入門、’97アランゲトラム(名取に相当)授与、’03独立、自身の教室を開設。
● その他の出演者 / 柴田元子(司会・語り)、杉山藍、高木香余、門雀知子、その他有志

参加費・チケット

● (前売) 一般 2,000円  小・中学生 1,000円  同伴幼児無料
※当日は500円増 ※本公演は、会員割引はありません。
※募金箱の全額は(公社)アジア協会アジア友の会を通じて、地震、津波、台風などの被災地支援に使わせていただきます。
● チケットのお申し込み・お問い合わせ先 /
・(公社)アジア協会アジア友の会(青木) 06-6444-0587
・櫻井 090-3994-4525
・岸 06-6956-3130
・カルラ 090-1718-2122
・天野 090-4288-7726
(※本公演は、ぴあ等での取り扱いはしていません)
● 振込先/郵便振替口座 00940-3-110059 口座名 ギータンジャリ友の会

運営情報

●主催/つなぐ文化・ギータンジャリ友の会
●後援/在大阪神戸インド総領事館、(公財)日印協会、(財)関西日印文化協会
●協力/(公社)アジア協会アジア友の会、世界をつなぐ民族文化の会、交野発国際親善の輪、徳島日印協会、名古屋毎日文化センター、JEUGIAカルチャーセンターイオン千種、協賛広告主の皆様

※ 下記Facebookイベントもご参照ください。
https://www.facebook.com/events/235286426648151/

静かな歳末

前の投稿から半年も放置してしまいましたが、どうやらお陰様で
今年も無事終わりそうです。

昔ほどではないにしても、結構忙しい年でしたので、やるべきこと、
やりたいことを正月休みまでに溜め込んでしまい、そのために、
どこにも遠出しない、ライブも行かない、正月らしいテレビ番組等も
一切見ないことに決めて、自室引きこもりを敢行しています。
……うーん、たかが一週間ほどじゃ終わらないんですが。
とりあえず、雑音を最小限にして、半ば缶詰め状態です。

8日は「黒インド古典」4周年イベントを聴いてきました

最初から最後まで聴きましたが、とても楽しいライブでした。
梅田のAggiというお店で行われるのですが、この日は2名ずつ4組が出演。主奏楽器は、シタールが2人と、サーランギーとスールスリンガールが1人ずつ。打楽器はすべてタブラー(キーは違うけれど)でした。
演奏順は、前半にシタールとタブラーの組み合わせが2組、後半に残りの日本ではなかなか聴けない楽器が登場しました。

バジャン会に参加しています

合唱団を辞めた最近は、その代わりにバジャン会に参加しています。
バジャンというのは、ヒンドゥー教やスィク教の讃美歌の一種で、礼拝の際に、会衆一同によって歌われます。その場の全員で神のために歌うものですから、本来、舞台芸術ではありません。私も、そうした宗教音楽の生の場に臨席しています。個人個人が我を出したり、毀誉褒貶を気にして歌うことが戒められる、祈りの場の音楽です。
ですが、時には芸術として、プロの音楽家によって舞台上で奏でられることもあります。

実はまだ旧暦の睦月でして

如月に入るのは、明々後日なのですが、日が長くなり、今日はいかにも春の、それも仲春の陽気です。
それだけに、「きさらぎ」の語源を「〔寒いので〕衣を更に着重ねる(=着更着・衣更着)」だとする説は、明らかに間違いであると思います。手元の広辞苑第五版にも、それは間違いって書いてありますし。
この辺りでは、梅は満開。様々な木々の芽動きが始まって、いかにも春です。
まだこれから猛吹雪が来そうな、まだまだ冬の地域があるのは知っていますが、近世より前、「きさらぎ」って言葉がもっと普通に使われていた時代の、日本の政治文化の中心は関西ですからね。