「ヨーギニー寺院 ~インド・シンボリズムへの旅」は、近藤譲氏の著作で、2004年の刊行です。
近藤譲氏は、私の住む神戸市で中学校に勤めていた傍ら、日本南アジア学会に所属して、インドに通いつつ10年間独自の研究を進め、この書籍の刊行に至りました。現在は既に中学校を退職し、神戸の歴史を研究の中心にして、各区の講座等で教えておられます。
13年前の刊行の頃にも、私は三宮でお会いして、ヨーギニーの名称のリストなどのコピーをお預かりし、そのサンスクリットでの解釈などをメールに書いてお送りしたりしていました。
先月、その書籍の内容の大部分を公開・紹介し、購入の申し込みもできるWebサイトがオープンしました。
ヨーガのインストラクターや習っている女性が近年よく「ヨーギニー」と自称されますが、そういう方たちを指す「ヨーギニー」ではありません。ヨーギニー信仰は、いわゆる茶道密教的なもので、ヒンドゥー教の流れから言っても異端視されがちな信仰であり、知名度も低いために、一般の書店に書籍を並べても見向きもされないのですが、図版も豊富な力作です。ご興味を持たれたらぜひ一度、下記URLからご覧になってみてください。