今年も春節祭が終わり、いよいよ本格的な春が到来しそうだ。
この一年間は、結局人生上の大イベントは起きなかったものの、仕事上のスキル向上のプレッシャーに対峙しつつ、そしてそのための努力の方向性に問題があるのではないかと自問自答しつつ、練習と学習と情報収集の日々を送ってきた。
これまでの処、将来に向けて安心して胸を張っていられるだけのスキル獲得はまだ遠い先の話で、生涯勉強し続けるべき必要性は確定のようだ。
将来仮に、例えばIllustratorやPhotoshopから全自動でWebサイトが書き出されたりするようになったら、コーダーとしての私はお払い箱であるし、他の業務分野も自動化部分がどんどん増える可能性がある。同じ仕事の出来る人の数に比べて人手の必要な作業の量が減ったら、下手で遅い人から仕事が回って来なくなる。どう考えても、安閑とはしておられない。
現に、私が社会人になって最初の一年間に覚えた仕事には、20年近くたった今、この世にその職種も存在しないものがある。別の職務を覚えたからこそ、今も生きていられるのだ。
古代だったら、これほどまで急速に仕事が変わり続ける時代は、数百年に一度くらいの割で訪れるものだったのではないか。完全に隠居できるのが何十年後になるのかは分からないが、野垂れ死にの可能性も要覚悟である。